関係各位の皆様へ
2023 年10 月25 日
技術本部
安全環境支援室
外国人技能実習生の災害を防止するための安全管理体制強化
今期の災害発生件数が31 件となり非常に多くなっております。
特に、今期は外国人技能実習生の災害が現時点で3 件発生しておりますので、下記の重点実施事項を実践して外国人就労者に対する安全衛生教育と作業中の安全指導・安全管理体制の見直しを実施してください。
【今期発生した外国人技能実習生の災害】
・4 月28 日(金) 外構工がモルタルを一輪車で運搬中に、200φ 公設枡に右足を落とし負傷した。 (不休)
・6 月15 日(木) 鳶工が仮囲い組立作業中にパネルゲートを取付る為、パネルゲートを運搬していたが
バランスが崩れて倒れ、地面とパネルゲートの間に右手人差指を挟み、裂傷した。 (不休)
・9 月28 日(木) 型枠工がサポート設置作業中にダメ穴から墜落し被災した。
【重点実施事項】
① 職長・安全衛生責任者は、作業中の巡視を徹底する
・技能実習指導員が配置され外国人就労者への作業中の指導が実施されていることを確認する。
・リスクアセスメントや現地KY の内容を外国人技能実習生に確実に伝達し、安全対策等が理解され
ているか確認する。
*場合により平仮名を多用するなど、分かるように記載する事も必要。
また、会話ではやさしい日本語を使用した方が理解し易い。
*作業では個の技能レベルや会話レベルに配慮した配置とし、指導員や先輩実習生のフォロー
を徹底する。
② 指導員は技能実習生に対し安全・技術指導を徹底し、積極的にコミュニケーションを図る
※技能実習生を就業させる作業所には指導員(雇用主側の資格者)が1 名常駐し指導が条件
・指導員は技能実習生等が作業する場所を確認し危険性・有害性が無いことを確認する。
*作業を理解するまでの間は、その場で指導を行い作業状況の確認を行なう。
・作業内容の変更時(予定外作業等)は再度リスクアセスメントを実施する。【職長を含む関係者が参加】
③ 協力会社事業主は安全衛生教育を徹底する
・外国人労働者向け安全衛生視聴覚教材 ・建設業に従事する外国人労働者向け教材
※作業に必要な資格の取得や特別教育の受講への参加等も積極的に働きかけ、安全衛生教育を適宜実践して下さい。
以 上